現代社会には情報が氾濫しています。特に昨今は新型コロナウイルスの情報や、リモートワークに関連するメッセージが飛び交っており、それに伴ってコミュニケーションの課題が増大しています。その課題に対応できるのは、おそらく広報(パブリック・リレーションズ)の専門家でしょう。
この記事の読者の多くは、広報のプロとして、製品の発売やキャンペーンをPRするニュースリリースの配信を担当している方でしょう。配信しているリリースで、会社の素晴らしい事業を伝えきれているでしょうか? 期待した反応が得られていますか? そこで今回は、ニュースリリースの認知度とエンゲージメントを高める10の方法をご紹介します。
- ニュースリリース配信のタイミングを考える。ニュースリリースの配信は特定の日時に集中します。例えば、火曜の午前10時、午前9時、水曜の午前9時(いずれも米国東部標準時)に配信数が最大となっています。特別な理由がなければ、この時間帯を避けて配信しましょう。配信に最適な日時について、詳しくは以下をお読みください。
- きっかりの時刻を避ける。多くの企業は00分、15分、30分、45分にリリースを配信します。そのため、その時刻に配信すると、多くのリリースに紛れて読まれにくくなってしまいます。例えば、8時7分、8時38分、8時52分など、それ以外の配信時刻を設定しましょう。時刻を少しずらすだけで、大きな変化があることに驚くはずです。
- 見出しが重要。多くの場合、ジャーナリストがチェックするのは、見出しと、使える素材があるかどうかだけです。そのため関心を引きそうな情報は、すべて見出しに含めるようにしましょう。曖昧な表現は避け、会社名やトピックなど具体的な情報を入れることで、読み手は何が書いてあるのかを推測できます。読み手の最新の興味に沿ったニュースを配信するために、Googleトレンドを活用して見出しを考えましょう。
- リリースの序盤にCTAを配置する。リリースを読んだ後に読者にしてもらいたい行動を促すフレーズ(CTA)は、記事の最後付近に配置されることが多いですが、それでは見込み客を失う恐れがあります。第1または第2段落の後にCTAを置けば、読み手の目に留まりやすくなり、行動を起こして情報を広めてもらえる可能性が高まるでしょう。
- 箇条書きにする。BuzzFeedなどのサイトでは、コンテンツを箇条書きにして読みやすくしています。可能な限りそのようなスタイルを活用しましょう。
- 小見出しや太字を使う。箇条書きと同じく、小見出しや太字を使うことで、読者に重要なポイントや注目すべきポイントを効果的に伝えられます。
- 十分な情報を盛り込む。伝えるべき重要な内容があるなら、すべてリリース内に盛り込みましょう。簡潔さも大事ですが、十分なデータや情報が網羅されていることも同じく重要です。文章としての記載でも、外部へのリンクでも構いませんので、ジャーナリストがニュースを伝える際に必要となる情報を含めるようにしましょう。
- マルチメディアで視認性を高める。リリースに写真、動画、グラフィックなどのマルチメディアを取り入れると、視認性が大幅に高まります。ジャーナリストはストーリーを伝えるためのマルチメディア素材を求めているため、それがなければ、露出の機会を失う恐れがあります。さらに良い成果を上げたいなら、Business Wire Interactive Mediaを使ってリリースを配信しましょう。
- URLにUTMコードを追加して、クリックを追跡する。BusinessWire.com以外でクリックされたリリース内リンクを直接追跡できます。UTMとは何か、どのように使えばいいのか等については、ニュースリリースでのUTMコードの使用方法を解説した、こちらのブログ記事をご覧ください。
- 結果を測定する。施策を実践した後は、当社のNews Trakレポートを使って、結果を測定しましょう。見出し、ニュースリリースの形式、マルチメディアのタイプを変えてみて、どれが消費者やジャーナリストを引きつけるかを試します。レポート履歴機能を使えば、何が効果的だったか、どこを変えれば結果を最大化できるかがわかります。測定可能な目標の設定については、以下をご覧ください。
その他にも、コミュニケーション施策の効果をさらに向上させるためのリソースをご用意しています。
[ブログ] ジャーナリストの注目を集めるには?鍵を握るのは「相手を知ること」
[ブログ] ニュースリリースの効果を高めるために導入すべき3つのPRトレンド
[ガイド] ビジネスワイヤによる最新のストーリーテリングガイド
[ケーススタディ] Spok社がInteractive Mediaを活用して、ニュースリリースの閲覧数、流入トラフィック、SNSでのシェア数を向上させた方法とは?
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